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海外体験記 vol. 32
ビーチリゾートで遅めの弾丸夏旅 in フィリピン・セブ島

私は海外旅行の行先を決めるときに最も重視するのは治安です。
私は挨拶程度の英語しか話せませんし、離れて暮らす両親に旅先を伝えるときに安心してもらいたいという気持ちもあり 治安がいい国・都市であることが私の旅先選びの重要なポイントです。
そのおかげかこれまでメジャーな海外旅行先に複数訪れていますが 大きなトラブルを経験したこともありません。
今回、フィリピンに行くと決めた時、 その国の中心部や都会を旅するのが好きな私はマニラに行こうと思っていましたが、
ビーチリゾートなどのローカルな場所の方がより治安がよいという情報を目にしたため、 今回はビーチリゾートであるセブ島に行くことに決めました。

成田空港から土曜日の早朝発のフライトでマニラに到着し、ここで国内線に乗り換えてセブ島まで向かうのですが、
マニラの空港
初めてのマニラの空港で、国内線の乗継の場所がわからずうろうろしていると 警備員さんが笑顔で国内線ターミナルの場所を教えてくれました。
治安などの面で不安だったフィリピンの旅でしたが、
単純な私は、親切な空港の警備員さんのおかげで一気にわくわくしてきました。

国内線に乗り換え、1時間ちょっとでマクタン・セブ国際空港に到着です。
私が予約していたホテルは、空港から徒歩5分と書いていたため 到着口付近で待ち受けている、黄色や白のタクシーのおじさんからの声かけを断り ホテルを探そうとイモトのWiFiを電源オン。
…しましたが、ふと顔を上げるとホテルの名前が書いてある看板が見え、 空港の目の前、徒歩1分ほどで無事にホテルに到着しました。
ウォーターフロント エアポートホテル&カジノ マクタン

今回はビーチリゾートという事もあり、奮発していいホテルにしようと思い、
ホテル「ウォーターフロント エアポートホテル&カジノ マクタン」の エグゼクティブスイートルーム+朝食付きのプランを予約していました。
ホテルの部屋の中に入ると、キングサイズのベッドルームの隣に、 大きいソファ席と広いテーブル席があり さらにキッチンもあるとても広い部屋で大興奮!
ホテルの朝食ビュッフェも、フィリピン料理の定番「チキンアドボ」から その場で好きな具材を指定してシェフに作ってもらうオムレツ、 大好きなフルーツとシリアルの種類も豊富で、大満足で観光へ出かけました。
朝食ビュッフェのチキンアドボ

私がホテルをマクタン島に決めたのは、名所である「ラプラプ像」を見るため!
「ラプラプ」はかつてのマクタン島の領主であり、 マクタン島に上陸した冒険家マゼランの侵略行為に立ち向かったとされる英雄です。

この日の予定は、ラプラプ像を見て、セブ島のSMモールに行こうと決めていたため 朝食ビュッフェを食べながら、ラプラプ像の場所を地図アプリで検索。
「マクタンシュライン」という公園にあることがわかり、
さらにマクタン島からセブ島までのタクシー料金の相場は約300ペソであることもわかったため ホテルでタクシーを頼む際、ドライバーさんに マクタンシュラインまで行ってもらい、そこで観光の間は20分待機、
そのあとセブ島のSMモールへ行くコースを500ペソで交渉しました。
フィリピンではメーターを使用しないタクシーがたくさんあるそうなのですが ホテルでタクシーを頼む場合は、ホテルの方とドライバーさんと私で値段を交渉し ホテルの方が交渉した金額を紙に記載して渡してくれます。
降りるときに交渉した金額と異なる金額を言われた場合も、その紙を見せることが出来るので フィリピンで初めてのタクシーにもそれほど不安にならず乗車することが出来ました。

今回は滞在日数が少ないこともあり、初めてガイドブックを持たない旅だったのですが イモトのWiFiがあれば、ガイドブックを持たずとも充分旅が出来ることを改めて実感しました。

ラプラプ像に向かう途中、何台ものフィリピン名物の乗合タクシー「ジプニー」とすれ違いました。
日本でいう「デコトラ」のように派手に飾り付けしているジプニーには 現地の人が寄り合って乗車していて、初めて目にする光景にとてもわくわくしました。
フィリピン名物の乗合タクシージプニー
道路の脇には、果物や飲み物を売っているお店がずらーっと並び、買い物をする現地の人でにぎわっていました。
フィリピンの露店
また、草木が生えているところにはニワトリや牛、犬などの動物があちこちにいて テレビでよく目にする東南アジアの光景が今自分の目の前に広がっていることが不思議でもあり 自然や便利さなど、日本での自分の生活について改めて色々と考えてしまいました。

そんな現地の光景に思いをはせていると、マクタンシュラインに到着。
ラプラプの像は海沿いにあり、その姿は像になってなお勇ましく、 セブ島の抜けるような青空も相まってとても美しい光景でした。
ラプラプ像

つい数年前までは、ただ楽しい観光をしに海外に出かけていた私ですが、
最近は、気になったらイモトのWiFiを使って現地で気軽に必要な情報を検索する事が出来るため 観光名所を見てはその国の歴史をその場ですぐに検索して知ることができ、 海外旅行をより実りのあるものにすることが出来ているな、と 少し嬉しい気持ちになりました。

マクタンシュラインでラプラプ像を見たあと、 待っていてもらったタクシーに戻り、セブ島のSMモールへ。
マクタン島とセブ島は、新旧2本の橋で繋がっており 渋滞がなければ、30分ほどでセブ島まで移動可能です。
道中、赤信号で車が停止すると、 歩道からバナナや水、スナック菓子などを持った売り子が車道に入ってきて 車の間に立ち、運転手が手招きすると必要なものを売ってくれます。
そして信号が青に変わる前に、売り子はまた歩道へと戻ります。
私のタクシーの運転手も、 信号待ちの間に売り子から水を購入し、コインを渡していました。
売り子をしているのはほとんどが成人男性でしたが、 中には小さな子どもも売り子をしていて、 そんな日本では考えられない光景に驚きながら タクシーはセブ島に到着しました。

セブ島での最初のお目当てはセブ島最大級のショッピングモール「SMモール」!
セブ島最大級のショッピングモール「SMモール」
海外に行くと、その国の市場やスーパーマーケットに必ず立ち寄り ご当地名物や限定品を物色するのが好きな私。
SMモールにはファストフード店やアパレルブランドが数多く入っていますが 真っ先に寄ったのはSMスーパーマーケット。
ここでは、お土産用に、フィリピン名物のインスタント麺、
フィリピン名物のインスタント麺
フィリピンのビール、
フィリピンのビール
日本ではまだ見かけたことがない種類のエナジードリンクなどを大量に購入。
フィリピンのエナジードリンク
広すぎるスーパーはどこを見ても珍しいものだらけで 飽きることなくいつまでも居続けられます。笑

そして、ひと通りモール内を歩いて、次の予定を立てるためにカフェで休憩。
せっかくビーチリゾートに来たので次は海に行こうと、
イモトのWiFiを使ってセブ島で人気のビーチを検索しましたが、 セブ島ではなく、マクタン島の高級ホテルのプライベートビーチが人気であることを知り 私はその中で「クリムゾン リゾート&スパ マクタン」の デイユース(ランチビュッフェ+ビーチ)プランを利用することに決め、 タクシーで再びマクタン島へ向かいました。
(私は調べが甘かったせいで、マクタン島→セブ島→マクタン島という無駄の多いコース取りになってしまったので、 これから行くという方は、無駄の少ないコースを組んで行くことをお勧めします!)

14時過ぎにホテル「クリムゾン リゾート&スパ マクタン」に到着し、
ランチビュッフェのレストランでデイユースの料金を支払い まずはランチビュッフェ!
朝のビュッフェでお気に入りになった 「チキンアドボ」というフィリピン料理をここでも食べましたが フィリピン名物だけあって、どこで食べても間違いない美味しさです!!
さらに、フィリピンの名物デザート「ハロハロ」を自分で作って食べることが出来る 「ハロハロステーション」があり、
ハロハロステーション
かき氷の上に小豆やウベ(紫芋)、ゼリー、ナタデココなどを自由にトッピングします。
ハロハロ
そして、ハロハロ=混ぜ混ぜする、という意味の通り、全部を混ぜて食べました。
暑い夏にぴったりのデザートなので、次はぜひお店で注文して食べてみたいなと思いました。
他にも、シェフに好きな具材を指定して作ってもらえるヌードルコーナーがあったのですが パスタのコーナーでは、具材の他に麺の種類、ソースの種類も選ぶことが出来て オーダーしたパスタは普通のレストランで出される1人前の量だったので とてもお得感があり大満足!もちろん味も美味しかったです。

しっかり昼食を食べたあとは、念願のビーチ!プール!
この日は生憎の曇り空で、写真でよく見ていた真っ白な砂浜と真っ青な海!は見られなかったのですが
フィリピンのビーチリゾート
それでも少し目をこらすと魚が泳いでいるのがはっきり見えるほど透明な海で 15時過ぎに海に入ったため、帰る頃には沈み始める夕陽を見ることもでき とても贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
フィリピンのビーチリゾート
併設されているプールでは、時間帯によってイベントが行われているようで 私のときはインストラクターのお兄さん、お姉さんと音楽に合わせて水の中でダンス!
最初は恥ずかしくて参加するのをためらっていましたが、 お兄さん、お姉さんはプールサイドにいたお客さんみんなを容赦なくプールの中に誘ってきます。
結果、周りにいた子どもや外国人と一緒に手をつないだり肩を組んだりしてダンスをするという 滅多にない経験ができてとてもいい思い出になりました。
フィリピンのホテルのプール
どちらかというとシティ派な私は、 これまでビーチリゾートへの旅行は避けてきましたが たまには自然の中でゆっくり過ごす海外旅行もいいなぁと思いました。
今回は、「イモトのWiFi」だけで、初・ガイドブックを持たない海外旅行でしたが、 ビーチリゾートも満喫し、現地の文化にも触れることができて大満足! もっともっと知らない国を知りたいなと改めて思ったフィリピン旅行でした。

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