海外体験記 vol. 21
歴史ある建物に感動!ケベック・シティ日帰り弾丸ツアー!
私がモントリオールを旅行した際に、友だちの運転で日帰り弾丸ツアーをした
「ケベック・シティ」での体験記をお届けします。
モントリオールからケベック・シティまでは車で約3時間。
朝8時に家を出て、友だちの弟がバイトをしている、私の大好きなドーナツ屋さん「Tim Hortons」で
友だちの弟おすすめのドーナツ+カフェモカを買って、ケベック・シティへ出発!
初めて友だちの運転する車に乗っての海外ドライブだったのですが外国の風景としてもよくある、
どこまでもまーーっすぐに続く道を、スピードを出してドライブするのは爽快!
窓を開けて動画を撮ったり、ラジオから流れる洋楽を友だちと口ずさんだり
最初は3時間もかかるのか、と思っていましたが、爽快なドライブで3時間はあっという間。
ケベック・シティに到着する少し前に、友だちが「ちょっとお腹空かない?」と
寄ってくれたのが「Le Clos des Roches」というフロマージュのお店。
ケベックへ続く道の途中に、ポツンと掲げられた小さい看板。
その看板を目印に運転すると、牧場の隣の小屋に「Fromagerie」と書かれたお店があります。
中に入ると、店員さんが「どれを試食する?」と聞いてくれて、その場で試食用のチーズをカットしてくれます。
カマンベールも、ブルーチーズも、モッツァレラも…試食した全部が美味しくて、
チーズ大好きな私は、優柔不断を発揮しつつ、2種類のチーズを購入。
レジの横にリンゴがたくさん入ったカゴが置かれていましたが、特に気にせずお店を出ようとすると
友だちと店員さんに、同時に「Take Free!」と言われびっくり。
友だち曰く、チーズと相性のいいリンゴがレジの近くに置かれていて、
無料で持ち帰ることが出来るのは特別ではないとのこと。
かばんの中からリンゴを取り出し、洋服などで軽く拭いてそのままかじっている人を外国でよく見かけていましたが、
まさか私も同じことをできる日が来るとは!
友だちがケベック・シティに向けて運転を再開した横で、
私は、もらったリンゴを洋服で軽く拭いてチーズと一緒にいただきました。
もちろん、チーズとリンゴの相性は…抜群でした!!
私がケベック・シティで特にお気に入りになった場所は、ケベック旧市街の歴史地区。
ここは世界遺産にも登録されているのですが、ヨーロッパ調の街の中はどこを向いても可愛くて、
歩いているだけで自然とテンションが上がります。
そんなケベック旧市街で、私が初体験したこと。
それは、アイススケート!
私が旅行していたのは11月でしたが、その日のケベック・シティの気温は-4℃。
旅行中、モントリオールの色々な友だちから、
カナダの国技「アイスホッケー」を経験したことがあるという話を何度も聞いていて
そのたびに、私はアイススケートもしたことないよ!と話していました。
そして旧市街を歩いていた時、スケートシューズを持った親子と数回すれ違い、
友だちが「広場にスケートリンクが出来ているかも!」と言うので、行ってみると…
本当にふつうの広場にスケートリンクが出来ていてびっくり!
興味本位で「やってみる!!」と言ったものの、
転ぶのが怖くて手すりを離すことも出来ず、やっぱり止めておけばよかった…と何度も後悔。
恐怖で「もう無理、もうやめよう」と騒ぐ私に、
友だちは、ゆっくり少しずつ滑り方を教えてくれて
だんだん「スケート楽しいかも!」と思えるほどになりました。
結局、最後まで友だちの手を離すことは出来ませんでしたが、
アイスホッケーの国・カナダでアイススケートに初挑戦出来たことは、
私にとって特別な思い出です。
アイススケートである意味騒ぎ疲れた後は、
友だちがおすすめしてくれたサン・ジャン通りにある「J.A.Moisan」という素敵なお店で休憩。
同じような入口が2つあり、どっちが入口?と思いましたが、
1つは雑貨屋さん、もう1つはデリや食料品を取り扱うお店で、どちらも気軽に入れます。
友だち曰く、北米一古い雑貨屋さんと言われているとか。
店内にはたくさんの商品があり、ひとつひとつこれは何だろう、と探索していると 数時間は余裕で経過してしまいそうなほど。
ただ、私は初めてのアイススケートで疲れて(特に精神的に…)いたので、
真っ先にショーケースに並ぶケーキの中からアップルパイとチョコレートケーキを注文。
友だちとシェアして食べましたが、疲れたあとの糖分は本当に体に染みました。笑
甘いものを補給して元気を取り戻し、再び旧市街を街歩き。
ケベックの建物は感動させられるものが多かったのですが、
日本でもバスボムでお馴染みのお店「LUSH」が、本物かと思うほどリアルな壁画が描かれた建物の中にあったり、
ケベック・シティの象徴ともいえる「シャトー・フロントナック・ホテル」が想像以上に豪華だったり、
その中でも私が最も感動したのは、「ケベック州議事堂」。
旧市街を取り囲む城壁を見下ろす丘に建っているのですが、建物の正面にはたくさんの人の銅像が置かれています。
最初はたくさんの銅像に圧倒されて、色々な角度で記念写真を撮っていましたが
ふと、これはどういう人なのだろうと思って、イモトのWiFiを使って検索。
正面に置かれている銅像の人物は、
これまでケベック州に貢献してきた人たちだということがわかりました。
今まで見たことがないスケールのものを見るたびに、海外に来てよかった!と思う私ですが
このケベック州議事堂も、本当に見ることが出来てよかったなと思った世界の建物の1つになりました。
そして最後に、モントリオールに帰る前に食べた、私がこの旅で一番食べたかったもの。
それはケベック名物「AshTon」のプーティーン!
フライドポテトの上に固形チーズがたっぷり乗っていて、
その上にこれでもかというくらいのグレービーソースがかけられた本物のプーティーンは
日本でたまに見かけるプーティーンとはまったくの別物に思えてしまうくらいの迫力!
私は友だちから、2人でシェアして食べるとしても、一番小さいサイズ「BeBe(ベベ)」で充分と聞いていたので、
一番小さいものを頼みましたが、それでもお腹いっぱいになり大満足。
日本では、お酒を飲んだあとにラーメンを食べたくなるように、
「カナダでは、お酒を飲んだあとはプーティーンが食べたくなる!」と
友だちが言っていたことになんとなーく納得出来るような気がしました。
日帰りでも十分に楽しめましたが、次は「シャトー・フロントナック・ホテル」に宿泊して
もっと深くケベックを知ろう!と思いながら帰路に着いた弾丸ツアーでした。