海外体験記 vol. 2 卒業旅行、最後の最後に必要だったもの・・・
フランス文学や歴史を専攻していた私は4年間ずっと花の都パリを想い続け、卒業旅行のタイミングで、ようやくフランスへ行けることになったのです。
とはいえ、実は2回目のフランス。
初めて行ったのは、高校の修学旅行でした。しかし、その時のフランスはとにかくバスであちらこちらに連れて行かれ、不完全燃焼のまま帰国したこともあり、より一層の想いがふくらんでいました。
ちなみに、この話をすると「ゴキゲンヨウと挨拶するような学校?」と9割くらいの方に聞かれますが、高校時代は早弁→部活→帰宅→就寝と体育会系一直線の日々でした。
話を卒業旅行に戻すと、不完全燃焼で悔しい思いをした高校時代から蓄えた豊富な知識を駆使して、パリの街中を駆け巡りました。
そんな私がヨーロッパ旅行で気を付けたこと。それは、スリ!
特に日本人は金品のみでなくパスポートも狙われやすく、耳にタコができるほど「スリ、気を付けろー」という言葉を聞いていたため、出発前からスリには気を付けようと私と友人は万全の態勢で向かいいました。
私達が実行したのは、
1・カバンはコートの中でかける。※カバンの紐ごと切って盗むスリもいます。
2・パスポート、お金を首からかけてセーターの中にしまいこむ。
3・お金は1カ所ではなく数カ所に分ける。万が一すられた時の備えです。
4・そのうち1カ所は袋に入れて靴の中にしまう。※袋に入れることで臭くなりません。
5・ポンチョのような大きめのマフラーで体を覆う。
覆われすぎていて、逆に取り出し辛いのではという状態ですが、もうこれ以上のことはできないだろう!というほど万全の姿勢で花の都パリを歩いていたわけです。
結果、本当に誰も近づいてきません。むしろ、違う意味で視線だけが集まりました。
ですが、そんな視線は気にしてはいられません。無事でいることが何より!
ツアーの中で危なかったという方もいた中、私たちは何事もなく楽しい卒業旅行を過ごせました。そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰路へ・・・
よく校長先生が「旅は家に着くまで」と言っていましたが、霧の影響でパリからの飛行機の出発が3時間遅れに。
乗り継ぎのフランクフルトの空港を猛ダッシュで駆け巡るも、
私たちの飛行機は既に発ってしまいました。
当然のごとく当日便には空席がないと言われ、航空会社にかけあいました。
結果、精根尽きた状態で何とかゲットした宿に向かいました。
が、しかしスーツケースが手元にありません。
あるのは、スマートフォンと財布、パスポートだけ。
手持ちのアイテムで今出来ることは、スマートフォンで旅を振り返ることくらいしかありせん。
そして、海外だから無料でWi-Fiが使えるはず!と思っていたのに、
繋がる時間等に制限があったり、すごく高かったりして、
「飛行機乗れず延泊でフランクフルトなう」とつぶやくこともできず、
不安なままの夜を過ごしながら早く明日にならないかと思ってました。
今考えれば、こんな時は「イモトのWiFi」があれば日本にいる友達や家族と連絡が取れたのにと思います。
旅先での不安も解消され、また旅の写真や思い出をすぐ共有できる「イモトのWiFi」ぜひ引き続き、海外旅行の必需品として、ご利用して頂けると嬉しいです。